先日、こちらのエントリで、CPU切替機でHappy Hacking Keyboard Professionalを使う方法を書きました。
今回は、ノートPCで英語キーボードを快適に使う方法について書こうと思います。
大半の人は、ノートPCの選択基準として、
・CPUやメモリ、ハードディスク
→処理性能
・重量やサイズ、ディスプレイの広さ
→「使いたいシーン」にマッチする
これらの情報をもとにしていると思います。ところが、ノートPCだけに、キーボードについては無頓着な方が多いのではないでしょうか。スペックや用途を優先させ、キーボードの使い心地には目をつぶるとか…。また、ノートPCは本体とキーボードが一体化しているため、キーボードの選択の余地が無かったりします。
しかしその一方で、ノートPCだけどキーボードにこだわる人も多いと思われます。IBM(今はlenovoか)のThinkPadやSHARPのMURAMASAなんかは、ノートPCながら英語キーボードに換装することができます。
そう。ノートPCに対して、外付けのキーボードで、英語キーボードを使いたい需要ってのが確実に存在するんですよ。
ところがどっこい。
ThinkPadやMURAMASAのように、ネイティブで英語キーボードを使えない場合、ノートPCにUSB接続で英語キーボードを接続しなければいけません。
ここで、大きな問題が。
ノートPCにUSB英語キーボードを接続しても、そのままだと英語キーボードを英語配列として使えません。
どういうことかというと、USB接続された英語キーボードで「Shift + 2」をタイプしても、「@」が表示されず、「”(ダブルクォーテーション)」が表示されてしまいます。これじゃー英語キーボードを外付けする意味ないじゃん、と。
で。
キーボードドライバを英語のものに入れなおすと、確かにUSB英語キーボードは英語配列として使えます。
しかし、今度は本体のキーボードが英語キーボード扱いになってしまい、「Shift + 2」で「@」が表示されてしまいます。ダメじゃん。
何とか、USB英語キーボードは英語配列に認識して、本体のキーボードは日本語配列のまま認識できる方法は無いかなー、と方法を探してみましたが無理でした。
何でも、Windowsはキーボードのドライバに日本語と英語を同時に使うことができないのだそうで。
基本的にノートPCでは、本体キーボードと外付けキーボードの両方とも、英語か日本語か、どちらかの言語配列でしか使用できないようです。
しかし。
例外はあります。
ご察しのとおり、最近ではキー配列を変更できるフリーソフトが出回っています。その中にも、もしかすると「使いたいシーン」にマッチするソフトが出回っているかもしれませんね。
一般論を言っても仕方が無いので。
僕が試した環境…ノートPCにSW-KVM2AUU(切替機)をつなぎ、そこにHappy Hacking Keyboard Professional(以下、HHK)をつなげて、HHKを英語配列として使う方法を記します。
ようやく本題だw
と言っても使ってるソフトを紹介するだけですがw
僕はUSJP Proというソフトを使っています。コイツはシェアウェア(1680円)ですが、それだけの価値が十二分にあります。
詳しい情報は ウェブサイト http://www.trinityworks.co.jp/software/USJPPro/ を見て欲しいのですが、一番大きな特徴を言うと、
USB英語キーボードをノートPCに接続したらすぐ、英語キーボードとして使える上に、本体のキーボードは日本語キーボードのまま、という理想的な動作をしてくれます。30日の無料試用期間があるので、ノートPC+英語キーボード の組み合わせで悩んでいる方は、試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、使用者が自分だけなら、複数のPCにインストールしても1ライセンス分の料金という点も見逃せません。
てなわけで、ノートPCでHappy Hacking Keyboard Professional を快適に使うことができるようになりました。
KVM(切替機)を介さずキーボードを接続する場合は、Happy Hacking Keyboard Professional2 も使用できますヨ。