2006年07月一覧

U-31

ひさしぶりのコミックの書評です。しかもサッカーマンガ。

U-31は、過去アトランタ五輪代表に選ばれ、かつてはスター選手だった主人公・河野の物語です。
彼はいつの間にか代表に呼ばれなくなり、2002年(フランスW杯の時期)にはクラブから所属しているクラブから戦力外の通告を受けるというどん底の状態から物語が始まります。

これは、そんじょそこらの華やかなサッカーマンガとは違います。主人公はすでに27歳。次回のW杯の時には31歳。年々衰えていく身体能力、激しいポジション争い、そして代表への未練。

話全体が暗く、現実的なテーマを描いているのですが、サッカーや登場人物の描写はリアルです。そんな過酷な状況、自分の運命に立ち向かう主人公の、ドラマティックな、男の物語です。

全2巻、ということで、すでに完結しています。書店にはあまり並んでいないようなので、amazonでの購入をオススメ。


ガデュリン続編出た!!!!!

ついに!!!ガデュリンの続編が出ました!!

前作「ガデュリン辺境編 覇王の拳」が発売されたのが1994年の3月だから、12年と4ヶ月ぶりの続編です。あぁ、本当に長かった…。日本全国○○人のガデュリンファンは首を長くして待っていたことでしょう。もちろん、僕もその一人です。

僕がガデュリンと出会ったのは1991年のことで、スーパーファミコンのソフトとしての出会いでした。僕はその独特な世界観に魅せられ、サントラCDやガデュリンの小説まで購入するくらい引き込まれていきました。

で、前作の覇王の拳が発売されてから12年あまり。ガデュリンは僕の中でずっと心に残っていました。続編は出ないだろうなー、と思っていましたが、ついに続編の小説が発売されました。どんなにこの時を待ちわびたことか…。この「続編、出ないんだろうなー」とほぼ諦めて過ごしていましたが、まさかそれが裏切られることになるとは…正直、感激してます。

で、小説での発売なのですが、媒体は電子書籍です。こちら電子書店パピレスにて、 ガデュリン でキーワード検索すると…
『わが故郷の地球《ほし》』前編 ガデュリン望郷編
『わが故郷の地球《ほし》』後編 ガデュリン望郷編
並んでます!(即購入しました。。)

ちなみに、紙媒体では提供しておらず、電子媒体のみの提供なのでいわゆる「ダウンロード販売」というやつになります。できれば手元に本が欲しかったんですが、仕方ないか。。。

シナリオの方は、スーパーファミコン版のシナリオがベースになっている、とのことなので、再び主人公・リュウとファナの冒険を楽しみたい、という方はこちらからどうぞ。。
電子書店パピレス
http://www.papy.co.jp/



「情報」とは

「情報」って何さ?

辞書には、「事柄の内容、様子。また、その知らせ。」とありました。

辞書のクセに、ずいぶん大雑把だなぁ…。

と、言いたくなる事を知りました。

リチャード・S・ワーマンという人が、情報を構造化する方法を定義していたのです。

LATCH
Location 位置 地図として表現
Alphabet アルファベット(日本語なら「あいうえお」) 順番、順序で表現
Time 時間 時間軸で表現
Category 分野 カテゴリで表現
Hierarchy 階層 程度で表現

という具合に。この5つの頭文字をとってLATCHと呼ぶそうです。あらゆる情報は、この5つとその派生形の構造化手法で説明、分類できるという。そして、この方法で説明できないものは「情報」ではない、そうです。

で、そんなワーマン氏の著書がこちら。

本書は、「情報を理解する」ことを人生のテーマとした情報建築家(インフォメーション・アーキテクト)、リチャード・S・ワーマンによって書かれた、「情報ジャングル・サバイバルガイド」である。読者対象は、ビジネスパーソンやWebを含むメディアの関係者といったところだろう。
Amazon 商品の説明より引用

この書籍を紹介したのも、僕はプログラマという職業がら、素早く仕様を理解することを求められたり、顧客に仕様をわかりやすく説明しなければならない機会が多々ある。そこで、冒頭で述べたLATCH(Location, Alphabet, Time, Category, Hierarchy)の概念は、素早く仕様を理解する助けになりました。

「情報が多すぎて混乱してしまう!」とか「どうやってまとめればいいかわからない!」なんて日ごろ思っている方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。そうでない方も、「情報」について理論的に知りたい方もぜひともオススメです。

ちなみに、仕様理解の手助けとしては…先のLATCH以外に、
・多重度(1対多、多対多など)
・主-従の関係
・状態遷移
・3すくみ
・データ構造(スタック、キュー、…)
なんてことも押さえておくと良いかもしれません。

関係無いけど、日本の教育機関じゃ、こういう事は絶対教えてくれなさそうですね。。無駄な「お勉強」ばっかり。


ノートPCで英語キーボードを使う

先日、こちらのエントリで、CPU切替機でHappy Hacking Keyboard Professionalを使う方法を書きました。

今回は、ノートPCで英語キーボードを快適に使う方法について書こうと思います。

大半の人は、ノートPCの選択基準として、

・CPUやメモリ、ハードディスク
→処理性能
・重量やサイズ、ディスプレイの広さ
→「使いたいシーン」にマッチする

これらの情報をもとにしていると思います。ところが、ノートPCだけに、キーボードについては無頓着な方が多いのではないでしょうか。スペックや用途を優先させ、キーボードの使い心地には目をつぶるとか…。また、ノートPCは本体とキーボードが一体化しているため、キーボードの選択の余地が無かったりします。

しかしその一方で、ノートPCだけどキーボードにこだわる人も多いと思われます。IBM(今はlenovoか)のThinkPadやSHARPのMURAMASAなんかは、ノートPCながら英語キーボードに換装することができます。

そう。ノートPCに対して、外付けのキーボードで、英語キーボードを使いたい需要ってのが確実に存在するんですよ。

ところがどっこい。

ThinkPadやMURAMASAのように、ネイティブで英語キーボードを使えない場合、ノートPCにUSB接続で英語キーボードを接続しなければいけません。

ここで、大きな問題が。

ノートPCにUSB英語キーボードを接続しても、そのままだと英語キーボードを英語配列として使えません

どういうことかというと、USB接続された英語キーボードで「Shift + 2」をタイプしても、「@」が表示されず、「”(ダブルクォーテーション)」が表示されてしまいます。これじゃー英語キーボードを外付けする意味ないじゃん、と。

で。

キーボードドライバを英語のものに入れなおすと、確かにUSB英語キーボードは英語配列として使えます。
しかし、今度は本体のキーボードが英語キーボード扱いになってしまい、「Shift + 2」で「@」が表示されてしまいます。ダメじゃん。

何とか、USB英語キーボードは英語配列に認識して、本体のキーボードは日本語配列のまま認識できる方法は無いかなー、と方法を探してみましたが無理でした。

何でも、Windowsはキーボードのドライバに日本語と英語を同時に使うことができないのだそうで。

基本的にノートPCでは、本体キーボードと外付けキーボードの両方とも、英語か日本語か、どちらかの言語配列でしか使用できないようです。

しかし。

例外はあります。

ご察しのとおり、最近ではキー配列を変更できるフリーソフトが出回っています。その中にも、もしかすると「使いたいシーン」にマッチするソフトが出回っているかもしれませんね。

一般論を言っても仕方が無いので。

僕が試した環境…ノートPCにSW-KVM2AUU(切替機)をつなぎ、そこにHappy Hacking Keyboard Professional(以下、HHK)をつなげて、HHKを英語配列として使う方法を記します。

ようやく本題だw

と言っても使ってるソフトを紹介するだけですがw

僕はUSJP Proというソフトを使っています。コイツはシェアウェア(1680円)ですが、それだけの価値が十二分にあります。

詳しい情報は ウェブサイト http://www.trinityworks.co.jp/software/USJPPro/ を見て欲しいのですが、一番大きな特徴を言うと、

USB英語キーボードをノートPCに接続したらすぐ、英語キーボードとして使える上に、本体のキーボードは日本語キーボードのまま、という理想的な動作をしてくれます。30日の無料試用期間があるので、ノートPC+英語キーボード の組み合わせで悩んでいる方は、試してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、使用者が自分だけなら、複数のPCにインストールしても1ライセンス分の料金という点も見逃せません。

てなわけで、ノートPCでHappy Hacking Keyboard Professional を快適に使うことができるようになりました。
KVM(切替機)を介さずキーボードを接続する場合は、Happy Hacking Keyboard Professional2 も使用できますヨ。


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