Unityゲーム プログラミング・バイブル 2nd Generationが発売されたそうで。
総ページ数は1,112ページというからもはやこれは鈍器ですな。
まぁ、せっかくなので買いますとも。
自航惑星日記
圧倒的に生産性の高い人の特徴、仕事の進め方、問題解決の方法というエントリで紹介されていた書籍「イシューからはじめよ」がスゴ本ぽいので気になった。
– 圧倒的に生産性の高い人はひとつのことをやるスピードが10倍、20倍と速いわけではない。
– 彼らは、無駄なことに時間を使わない。解決すべき課題(イシュー)に絞ってブレることなく取り組んでいる。
– イシューとは、次の2つの条件をみたすものである。
– 1.2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
– 2.根本に関わる問題
– 生産性の高い人はイシューを見極める能力が高い。
– 「問題を解く」より「問題を見極める」
– 「解の質を上げる」より「イシューの質をあげる」
– 「1つひとつを速くやる」より「やることを削る」
– 「数字の大きさにこだわる」より「答えが出せるかにこだわる」
– 生産性とは、どれだけのインプット(投下した労力と時間)で、どれだけのアウトプット(成果)を生み出せたかである。
– 生産性=アウトプット / インプット
– アウトプットが多い(価値のある)仕事とは下記のような仕事である。
– イシューの質(自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ)が高い。
– 解の質(そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い)が高い。
ん。スゴ本ぽい匂いがする。買ってみようっと。
先日、本屋に行って子供用の絵本でも買おうかなー、と絵本コーナーに行ってみると、何やら目を引く絵本がありました。その名も「わたしはあかねこ」。
よくわからないけどすごい引力。赤い猫の玄妙な表情から目を離せない。
で、手に取って読んでみる。
…買おう。(買った)
というわけで即購入決定したこの本。
絵本的には子供用なんだけどこの本は僕が欲しくて買いました。
内容的には…ネタバレしない程度に言うと、周囲と異なる存在の「あかねこ」の悩みや葛藤、そしてそこからの行動が描かれています。
たかだか子供用の絵本と侮っていたんですが、これは心にキました。最後はハッピーエンドなのですが、「あかねこさん、よかったね」だけでは済まないものが心に残ります。
まぁ評論しようと思えば「自立のプロセス」やら「許容してくれる他者の介在」やら「母集団への帰結」やら単語が思いつきますが、とにかく一度手に取って読んでみることをオススメします。
何度か読んでいるうちに、表紙のあかねこ
が可愛く見えてきたりするので困る(困らないけど)。
■ちなみに
物語を全部読んだあと…本を閉じて裏表紙を見ると…その後、どうなったか想像するのが楽しいですね!
最近ScanSnapで書籍の整理をしていて(参考)、パラパラっと読み返した本で心にヒットした部分があったので書きとめておく。
秘伝すごい会議という本で、僕の中では神本に分類されるすごい会議の実践版といった内容なんだけど、内容が実践的(つまりは、会社内で人を巻き込んで、というものになっている)なので最後まで読んでいなかった。
今回、改めて読み直してみたんだけど、結構ヒットした部分があったので以下に引用してみる。
先延ばしにしない
私はある曰、こんな会話を直属の部下のAさんとした。
「Aさんに期待していることは2つあります。1つ目は、あなたの部下S名がここで働いていて本当に幸せと感じさせること(当時、彼のメンバーたちからAさんについての苦情を、曰々私はもらっていた)。2つ目は、いらっしゃったお客様全員が今よりもさらに満足するためにどうしたらいいかをメンバーたちと考えて実行することです」彼はこう言った。
「それは難しいですね。私は職人で、部下を幸せにするために働いているわけではないです。また、お客さんを満足させるアイディアなんか、奴ら(部下たち)から出てくるわけがない」
「なるほど、そう考えているんですね。私の期待していることは、合意するかしないかは別として、ご理解いただけましたか?」「よく理解できます」
「私がAさんに期待している2つのことを行ないませんか?あなたが必要としているサポートは私がします」
「やれる自信がないです」こういうメンバーにどう対応するかで、今後のチームの成果は大きく変わる。私はいくつかの選択肢を提示した。
「選択肢は3つあります。
1.私が期待している2つのことを1カ月間チャレンジする
2.降格する
3.会社を去る
どれを選択してもそれぞれメリットとデメリットがあると思います。考える時間をつくります。どれぐらい必要ですか?」今までの私なら先延ばしにしていた案件である。先延ばしにしてもしなくてもいつかは解決しないとヤバイ問題は、今することにした。そうしないとチームがより高い成果を出しにくくなっていくことがわかった。
Aさんは、その場で退職を選択した。
その選択がうまくいったかどうか?1年後のその部署の売上を見たら明らかだ。売上は当時の2.5倍になっていた。
この会話を1年後にしていたことを想像すると、あのとき逃げずにチャレンジングな会話をしておいてよかった。たとえ失敗しても、1年後に失敗するより、1年前に失敗したほうが、私と会社は確実に速く成長する。
先延ばしにしない。
※強調は僕の判断によるものです
これって、かなり大事なことだと思います。
ヤバいメンバーを放置していて、その間に発生する損失を考えたら、多少のリスクを冒してでも早い段階で問題の解決に取り組んだ方が、合理的なんです。
だって、問題に取り組まないと「損失が発生している期間、(ビジネスチャンスなんかを)棒に振っている」わけだから、初期の段階で問題に取り組んで失敗しても大した失敗じゃない。結果論かもしれませんが、これは正しい判断だと思います。
ちなみに、ほとんどの日本企業ではこのAさんのような人にチャレンジングな会話をしてくれるような会社環境はまずありません orz…
逆に、Aさんのような人(部下を「奴ら」呼ばわり、周囲の人間のモチベーションを下げる)はいっぱいいます…