いつもフワフワ~っと生きているsugarballですが、そんなワタクシでも悩み事や考え事はあるわけでして。仕事中に疑問に思ったこととか、「あのときこうしておくべきだったか…」なんて思い返すことがあるわけです。また仕事中に失敗してヘコまされたりヘコんだりもします。楽観的なsugarballは、ツラい事があっても翌日にはケロっと忘れて仕事に取り組むのですが…
今思えば、それはsugarballが「気持ちの切り替えができて前向きな人間」なのではなくて、精神力が弱い人間ってことではないかな、と最近思うようになりました。
人間の防衛本能で、ツラい出来事を味わった後、自分が傷つかないようにツラかった事を忘れてしまうといった話を聞いたことありませんか?sugarballが正に当てはまるのではないでしょうか。本当にツラい出来事を忘れてしまっているんです。(※出来事自体を忘れるのではなく、「ツラい」とその時に感じた感情を忘れてしまっている、という意味ね。喉元過ぎれば…って感じ)これは一種の現実逃避とも言えるでしょう。
そのおかげで日々を能天気にsugarballは過ごしているのですが、コレって良い事ばかりじゃないんですよ。
失敗の経験を気にしなくなるから、次も同じような事を繰り返してしまうわけなんです(いや、明らかに同じ失敗とかは繰り返してないつもりなんですがね…)。つまり自分自身の経験から学びとる能力が薄いってことです。コレって、エンジニアに限らず、社会人・ビジネスマンにとって致命的なんですよ。
圧倒的多数の「普通の」人たちは、
失敗→傷つく→傷つきたくない→どうすれば失敗しないだろう?→改善しよう→成功
というパターンで日々進んでいくことでしょう。しかしsugarballの場合、
失敗→傷つく→防衛本能発動→忘れる(現実逃避)→(ウワベだけ)回復→また失敗
ってパターンですね。このままだと一生ダメサラリーマン間違い無しです。というか、馬運車のように使い回されて捨てられる(リストラされる)のがオチです。このままじゃマズい。
sugarball自身、最近仕事で伸び悩み(?)というか、能力的な向上が少ないんです。sugarballはプログラマなので、ここで言う能力とは「ビジネススキル+技術力」としておきます。そして、技術力を「知識+(その知識を生かせる)スキル」とします。sugarballはソフトウェア関係の書籍を読むので、知識はわずかながらも持っているつもりです。それで、貧弱なビジネススキルを知識でカバーしているので、今のところ能力にゴマカシが利いているのですが、もうすでに社会人3年目なので、そろそろゴマカシが利かなくなってきています。ですが、失敗から学べないsugarballのビジネススキルは上達せず、能力の向上が望めないのです。
なんかここまで書いてsugarballがダメ人間である事を宣伝しまくっていたことに気づいたのですが…まぁ気にしないことにしますw で、結局何が言いたいかというと、ツラい事こそ正面から受け止めないといけないんですよ。ツラい事を「ツラい」と認識してこそ、そこから「どうすれば失敗しなくて済むか」を考え、知恵が働くのです。ツラい事を「イヤだ、考えたくない」と逃げていると、そこからの進歩は無いのです。
これを考えるとsugarballは、ビジネスマン(プログラマもビジネスマンです!)として成功するため(大成ではないにしろ、失敗しないため)には強い精神力が必要だと思います。「ツラい」事を受け止めて、それに立ち向かわないといけないのです。これは「当たり前」の事なんだけど、弱い人にとっては難しい事ですよ。でも、それを乗り越えないとビジネスマンとしての未来は無いと思います。
最後に書籍の紹介ですが、今回はコレを。
・メンタル・タフネス―ストレスで強くなる
ビジネススキル云々の話ではありませんが、ビジネスマン向けに気持ち-精神力-の強化について書かれた本です。精神力(ストレス耐性って意味でも)の強化こそ、ビジネスマンとしての成功に近づくはず、ってことで。。