U-31

ひさしぶりのコミックの書評です。しかもサッカーマンガ。

U-31は、過去アトランタ五輪代表に選ばれ、かつてはスター選手だった主人公・河野の物語です。
彼はいつの間にか代表に呼ばれなくなり、2002年(フランスW杯の時期)にはクラブから所属しているクラブから戦力外の通告を受けるというどん底の状態から物語が始まります。

これは、そんじょそこらの華やかなサッカーマンガとは違います。主人公はすでに27歳。次回のW杯の時には31歳。年々衰えていく身体能力、激しいポジション争い、そして代表への未練。

話全体が暗く、現実的なテーマを描いているのですが、サッカーや登場人物の描写はリアルです。そんな過酷な状況、自分の運命に立ち向かう主人公の、ドラマティックな、男の物語です。

全2巻、ということで、すでに完結しています。書店にはあまり並んでいないようなので、amazonでの購入をオススメ。

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