なぜ上司は部下のアイデアを却下するのか

sugarballは上司とよく口論になります。大体は言い負かされるのですが、負ける原因は話術の他に何があるか考えてみました。

sugar(=部下)が自分の案を通そうとしている時、上司に欠点を突かれたり揚げ足取りにあったりして、結局言いくるめられてしまうことが多いです。sugarは揚げ足取りには反論できても、何故か本質的でない所を追求されると答えられないことが多いです。

sugar自身、通そうとしている案についての理解はしているつもりだが、上司から「この時どうすんの?あの場合は?」という具合に質問されると答えに詰まってしまいます。なぜ答えられないか。少なくとも、話術は原因ではありません。

ならば何故なのでしょうか。それは「通そうとする案」と、「適用させたいscene」についての知識が足りないからではないでしょうか。自分自身の中でだけその案について筋道を立てて説明できたとしても、その案を採用した場合に、想定し得る全てのリスクにおいて問題が無い、という所まで想定していないからでしょう。

つまり、思いつきで物を言っているということ。

上司という責任者の立場からしてみれば、海のものとも山のものともつかない部下のアイデアを適用させて仕事が破綻するというリスクは回避したいはずです。部下の案を適用することで、メリットを享受できるのはありがたいが、仮に部下の案を適用して失敗、損害を受けるということになればその案は迷惑以外何者でもないし、そんな案は到底認められないでしょう。

そこで自分(=部下)が案を上司に通したい場合はどうすればよいのか。

まず、自分が通そうとする案を正しく理解すること。何が目的で、これまでのどんな欠点が克服できて、どんな利点があるか。また、想定されるリスクは何で、それを回避する「あて」はあるのか。そして、案を適用することで他にどんな影響が出るのか、etc…そもそも自分が何を主張したいかをはっきりさせておくこと。

順番が逆になりましたが、次に現状の理解が必要です。現状の不具合は何か、現状のまま進むとどんなメリットがあるか、見えているリスクは何か、現状の方針が採用されるに至ったプロセスは何か(非常に重要)などを理解、把握しておかなければなりません。これがおろそかだと、「この場合はどうするんだ」と聞かれたときに答えに窮してしまいます。

つまり、現状を全て(少なくとも上司と同等以上に)把握し、なお且つ自分が通したい案(例えば、新技術を用いたソリューションなど)をあらゆる角度から検証していなければ、部下からの進言が上司に採用される可能性は非常に低いと言えます。

# なんだかスゴイことを書いているように見せかけて
# 実は大した内容じゃないな、今回のエントリ…orz

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